第26回金春祭り
8月7日は能楽金春祭でした。昨年は大雨で大変でしたが、今年はお天気に恵まれて、
つつがなく行われました。
と、ご報告させていただきたかったですが、今年の祭は異例でした。
実は第80代ご宗家の金春安明先生が、6月末に倒れられ、演能の大役は叶いませんでした。
10時間の大手術の末、今はお元気に回復中とのことです。
毎年人気の祭の期間中の安明先生直々の講座はもちろんいらっしゃれませんでした。
しかし驚いたことに、安明先生は病室にて講座を録画をされてその放映にてお客様を迎えました。
毎年楽しみにいらして下さるお客様のために、これは休めないとのことです。
そのプロとしての姿勢とお客様を思いやるお気持ちは尋常なりません。
また、残念なことに8月7日の朝、第79代ご宗家の信高先生がご逝去されました。
26年前に金春祭りをご提案されたのが、この信高先生です。
そして、偶然とは思えないことに、信高先生は安明先生の回復を待ち、8月3日の第81代の憲和先生の翁の演能を見守り、金春祭り当日に亡くなられたのです。
聖徳太子の時代から脈々と続くこちらのお家柄の責務を果たした、天命を全うしたお姿だと思います。

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