女将の一言

2011年11月20日 (日)

一中音楽文化研究所設立

都一中先生の一中音楽文化研究所設立記念パーティに行きました。

一中節(いっちゅうぶし)は初代都太夫一中(1650年~1724年)による創始で、浄瑠璃の一種。国の重要無形文化財。

三味線音楽としてよく知られている常磐津、清元、新内、宮薗節、富本節、豊後節などは全て一中節からスタートした流派で、その中でも最も繊細で優美とされ、当時、江戸の町人の上流階級の間で最もハイソなものとしてブレークしたという流です。

今回は一中節を世界へ、未来へ広げていくために都一中12世家元が都一中音楽文化研究所を設け、設立記念パーティの運びとなりました。
邦楽を今まで一度も体験したことのない、男性十数名の一年間のお稽古の成果に「猩々」の合唱をご披露。ほとんどの皆さんが初めての黒紋付とは思えないほど、堂々と舞台に立っておられその姿はとても格好良かったです。

ありがたいことに、弊店はその衣裳を担当させていただきました。
大多数が和の世界に無縁だった方の紋付袴をご用意させていただいて、それぞれのご要望がとても勉強になりました。
黒紋付には白の羽織紐と決まっていますが、特注で深紅にお染めしたり、草履も紺の台に黄色の鼻緒に赤いつぼ、などそれぞれ個性的。
 ピースマークの五つ紋などなど、男性たちのおしゃれ心はとどまるところを知りません。呉服屋の固定観念はすっかり払拭されました。
又、それを容認なさる一中先生は確固とした古典を守りつつ、一般に広めようとする努力に満ちあふれ、お弟子さんの全員の口から一中先生のお人柄に魅かれて一中節を習っている、と伺います。
 ご成功をお祈りするため、今回の黒紋付は白生地からご注文をいただいてから黒をお染めして、仕立て上がった後には弊店においてお浄めもしていただきました。

私の大好きな芸者さんお二人、新橋の喜美勇さん、赤坂の三紀子さんの舞も素敵で会場はしっとりと。
パーティーは大盛況でした。

この数ヶ月はとても充実したお仕事をさせていただき、日本の大切な文化を守り、発展させていく喜びを改めて感じています。
両方の祖母が三味線が上手だったので、私は小さい時から三味線を聴くのが好きでした。
そして、1868年に創業した伊勢由の初代が残した、たった一枚の写真の裏に一言だけ「一中節の大家」と書いてあったことは、偶然ではないと思っています。
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2011年11月12日 (土)

国立劇場にて長唄三味線の会



三味線の会をやりました。初めての国立劇場での演奏、めちゃ緊張しました!
前日は浅草見番にて、リハーサル。できの悪さに沈没してからの一夜づけ猛特訓の成果あって当日はなんとかサマになりました。終わって後輩が楽屋に来てくれた、ホッと一安心の一枚です。それにしてもプロの方々と一緒の演奏は気持ち良かった!

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2011年11月 2日 (水)

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団


ウィーンフィルハーモニー管弦楽団リハーサルに行きました。
指揮者自らがピアノの演奏もあり、リハーサルでは、ピアノを弾きながら、指揮しながら、指示を出すというすごわざ!
終わった後に演奏者から、指揮者に対して拍手がわいたのが印象的でした。

今回は原発の影響で、日本公演は希望者のみの来日だったそう。(いらした演奏者の方々、サンキューです)
リハーサルは店の営業時間前に行かれるので嬉しい。朝いい音楽を聴くと一日中気持ちいいですよ。

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2010年7月20日 (火)

立川志の吉さんの落語会

Shino

昨日7月19日は立川志の吉さんの落語会が国立演芸場でありました。

実はこの会のために新調したお座布団は弊社がご用命を賜り、
ご用意させていただきました。

舞台の上でたっぷりと、落語家が座すこの座布団にも、その道に長けた職人技の秘話があるんです。

江戸期に粋、ともてはやされた杜若色の正絹の生地を選んでいただいたら、いざ仕立てへ。

よく見るお座布団は四隅だけでなく、真中にも糸の房がついています。それは真中でとめる方が綿が動かない、という利点があります。

ところがこの布団職人、長嶋さんは上等な縮緬の生地に針の穴を真中に開けるのは忍びないと、生地を思いやって、綿の入れ加減のみで動かないようにするのです。そうすれば将来、この布団を何かに縫い直すこともできるのです!まさに愛情たっぷりのお座布団です。

楽屋でお会いした志の吉さんは、おおらかで、親しみやすく、たちまちファンになりました。

着物で落語を聞きに行く、っていいですよね。

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2010年6月22日 (火)

梅酒造り

先週末、朝起きてみるとすっかり陽射しは夏。急いでオリジナルレースの半襦袢にピンの絽の半襟を5分でかけ、綿麻着物を出して、一重で軽い絹の半巾帯を締め、 いざ外へ。
んーやっぱり夏物は涼やかでいい。

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2010年5月26日 (水)

単衣の帯選び

こごみ、こしあぶら、しどけ、ふき・・・おいしい季節ですね。
山のエネルギーをたくさんいただけます。

そして元気がでたら単衣の着物を着てお出かけしませんか?

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2009年7月 9日 (木)

女将の一言 金春の能

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8月7日いよいよ銀座の恒例行事、実家の金春通りにて、金春祭りの季節がやってきます。
でも今日はそれよりずっと先の12月「良いお年を=!」なんて言ってる頃の話です。
来る12月13日(日)国立能楽堂にて金春流80世ご宗家のご長男、金春憲和氏が道成寺を舞われます。
歌舞伎ではよく見る道成寺も私は能では見たことがありません。それもそのはず、道成寺を舞うということは、能楽師にとっては一世一代なんです。
金春流は聖徳太子から続くお家柄、とすると日本人の歴史は金春流の歴史、と言っても過言ではない。
とするとこの道成寺はまさしく、われわれ日本人の歴史的瞬間なのです。
その中でもクライマックスの「鐘への飛び入り」は命をかける場面、(瞬間でもタイミングがたがえば。。。)
実はチケットは売り出すとすぐ無くなる恐れがあるので、ブログを見ていただいた皆様に少々情報をリークしてしまいます。

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